今更聞けない!?日焼けのあれこれ
まだ肌寒い日が続いておりますが、気象庁のデータによると、紫外線は3月頃から急激に強くなりはじめ、5~7月にかけてピークを迎えると言われています。
まさにこれから!ということですね。
また、紫外線は目に見えないだけで1年中存在しています。
季節的に、日焼けの心配なし!という時期はありませんので、出来れば1年を通してぜひケアを続けていただくことがおすすめなのです!
本日は、紫外線の強くなるその前に!!
まずは「日焼けって?」というところから、ご説明させていただきます。
目次
日焼けとは??
まずは日焼けとは、どんな状態のことをいうのでしょうか。
日に当たり紫外線を浴びることで、メラノサイトという細胞がお肌をダメージから守ろうとメラニン色素を分泌し、黒~褐色のメラニン色素がターンオーバーで少しづつ押し上げられていくサンタン。
また、日焼け後2~6時間ほどでお肌表面が真っ赤になり、痛みを伴うサンバーン。
これらは日焼けの現象の違いによるものとなります。
どちらの現象であっても、紫外線でのダメージでお肌にとても負担をかけます。
例えば、コラーゲンなどハリや弾力に良いとされる細胞がある真皮層に紫外線のダメージを受けることで、ツヤやハリを失いシミ・たるみなどお肌の老化に繋がりやすくなります。
では、それぞれどんなふうに違うのか詳しく見ていきましょう。
日焼けに種類がある??
メラニン色素がお肌表面に色素沈着する「サンタン(sun tanning)」
日焼けというと、こちらをイメージされる方も多いのではないでしょうか。
まず、紫外線UVAが、メラニンを生成する細胞でもあるメラノサイトに働きかけ、メラニン色素の生成を促します。
さらに表皮の1番下(内側)にある基底層で細胞が分裂しながら新しい細胞を作り、少しづつお肌の外側に向かって押し上げていく現象をターンオーバーと呼びますが、生成されたメラニン色素を多く含んだ表皮細胞もともに押し上げられるため、お肌表面がだんだんと黒くなったように見えるのです。
最後は角質層まで押し上げられアカとなって剥がれ落ち、表皮の細胞が生まれ変わりますが、それには通常28日、約1ヶ月ほどかかります。
また、UVAはお肌の真皮深部まで到達するとされていて、シワやたるみの原因にもなりえると言われますので、紫外線を通過させないよう日焼け対策が必要になってくるというわけです。
お肌表面に炎症を起こす「サンバーン(sun burn)」
一方でお肌表面に紫外線UVBを浴びることで、お肌表面は紫外線UVBを防御しようとして、皮膚がヒリヒリしたり赤くなってきたりする場合があります。
UVBはUVAよりも波長が短いとされ、お肌表面の表皮細胞やDNAを傷つけるなど、影響も強く出やすいのが特徴です。
お肌に炎症が起きることで、色素沈着やシミなどの原因になるリスクもありますので、お肌表面の紫外線対策をしていただくことが重要です。
日焼けの原因と防ぐことは出来る??
日焼けや紫外線対策・・・というとメラニンが分泌されるので、良くない!!と思う方も多いと思いますが、実はこのメラニンこそ私たちのお肌を守るために必要不可欠な存在でもあるのです。
メラニンは紫外線から皮膚組織を守る役割を担っているため、紫外線を浴びることで大量に分泌されます。
先述したように、ターンオーバーの新陳代謝によって次第に解消されていくことが分かっています。
その一方で、あまりにも強い紫外線を長時間屋外にて浴びたりすることで、ターンオーバーの乱れの原因などにもなります。
そうすると過剰に分泌されたメラニンが排出されず留まってしまうことはシミの原因にもつながってしまいますので、紫外線の”浴びすぎ”には要注意です。
生活紫外線とレジャー紫外線!?
それぞれUVA・UVBは波長の長さが異なることから、サンタンの原因である紫外線UVAは、生活紫外線と呼ばれ、サンバーンの原因となる紫外線UVBはレジャー紫外線などと呼ばれる場合があります。
今では日焼け対策=日焼け止めを使用する!など、しっかり対策をされている方がほとんどだと思います。
SPF※1やPA※2の数値なども確認しながら、正しい日焼け止めをきちんと選び、なるべくこまめに塗りなおすことで日焼け防止効果も格段に上がってきます。
※1:UVBを防ぐ指標/その後の数字が大きければ大きいほど防止力が高いとされます
※2:UVAを防ぐ指標/+が多ければ多いほど防止力が高いとされます
ただし、数値が高い=お肌へもその分負担がかかります。
大切なのは、どれくらい紫外線を浴びることになりそうか?を考え、適切な数値のもので、お肌への負担をかけずに紫外線対策をすることです。
例えば・・・
- 炎天下でのレジャーやスポーツをする予定:SPF50以上・PA++++
- 散歩やちょっとしたお買い物などの日常生活:SPF10~20・PA++
などがおすすめです。
また日焼け止めも乳液タイプやスプレー、シートなど様々な形状のものがございますので、ご自身での使いやすさ(こまめに塗り直しがしやすいものがGOOD)とお肌に合ったものを選ぶようにしましょう。
日焼けをしてしまった、その後は?
どんなに気を付けていても、日焼けしてしまった…!ということもあると思います。
日焼けをした後のお肌は、脱水状態になっていますので、たっぷりと保湿をしてあげてください!!
また、レジャーなどでのサンバーンには保湿より先にクールダウンが必須となってきます。
冷水で濡らしたタオルや氷や保冷剤を使用し冷やしていきます。
氷や保冷材は直接お肌にあてるのではなく、刺激にならないように薄手のタオルなどで包んで使用してくださいね。
ほてりが落ち着いてきたら、たっぷりの保湿でお肌を休めてあげてください。
まとめ
これからどんどん日差しが強くなってまいりますので、しっかりと紫外線・日焼け対策をしてお肌を保護しましょう。
【公式】SBC湘南美容クリニックオンラインストアでは、お肌に塗るタイプの日焼け止めの他、サプリメントとしてお体の内側から働きかける、飲む日焼け対策の商品もご用意しておりますので、次回はそちらの商品のご案内をさせていただきます。
お楽しみに☆